2012年3月中旬のとある晴れた平日、新宿御苑に行ってきました。澄んだ青空に春を感じさせる陽差し。強い北風が止むと暖かささえ感じます。
新宿御苑は広さ58.3ha(約18万坪)の中にフランス式整形庭園、イギリス風景式庭園、日本庭園が巧みにデザインされています。今回は新宿門から入って『日本庭園』を目指します。
都営新宿線『新宿三丁目』C5出口から歩くこと3~4分、新宿門が見えてきました。 新宿門は新宿駅南口からも徒歩圏内(10分程度)です。
新宿御苑 新宿門に到着です。人混みもなく快適に着きました。
自動券売機で入場券を購入します。
カード式の入場券を自動改札に入れて入場です。カードはこのときに機械に回収されてしまうので残念ながら記念に持ち帰ることはできませんでした。
入場したらパンフレットを取って、いざ出発です。
最初に見えた景色は緑と茶の競演。色とりどりの花々に出迎えられるのにはさすがにまだ時期が早いようです。
新宿門を入ってすぐのところにある外観の綺麗なトイレです。園内にはベンチやトイレが随所に配され、安心して長居ができそうです。
数は少ないものの梅の花は見事に満開です。
まるで恐竜のような巨木に遭遇しました。
モミジバスズカケノキです。
早速レストランがありました。エコハウス レストランゆりのき
ガラス窓にはバラジュース、バラジャムの案内が。
まだ入場して間もないのでメニューだけ見て先に進みます。
ラッパスイセンが北風に吹かれています。
日本庭園エリアには楽羽亭と翔天亭という2つの茶室が。
こちらは楽羽亭(らくうてい)です。
こじんまりとした趣のある茶室。抹茶(季節の和菓子つき)もいただけるようです。
上の池に到着です。
上の池の周辺ではたくさんの方が絵を描いておられました。ここで座ってじっと絵を描くのにはまだ少し寒いでしょうか。桜が咲く頃にはさらに多くの絵描きさんが訪れるのでしょう。
日本庭園の寒桜。
やわらかな薄紅色の花が咲いています。
花の季節にはまだ早いせいか人影はまばらです。
もうひとつの茶室、翔天亭からの景色です。
翔天亭の外にあるベンチには長座布団がついているので座り心地も良し。
翔天亭の前には見事な寒桜の樹。
ひときわ目を引く光景に大勢の人が写真を撮っていました。
こちらは幼稚園の遠足でしょうか。
千駄ヶ谷門方面に進むと水辺の涼を楽しむ歴史建造物『旧御涼亭』が見えます。
異国情緒が漂う『旧御涼亭(台湾閣)』入り口です。
建物は小さいですが、建物を通してさきほどの寒桜が遠く見渡せます。
『旧御涼亭』内からの景色。見事な借景です。
その名の通り、『旧御涼亭』内に入ると涼やかな心地よい風が肌に当たります。
日本庭園エリアを堪能したあとはイギリス風景式庭園を右手に見ながら新宿門に向かいます。
こちらは巨大なヒマラヤシーダー。原産地では樹高50m以上にもなるそうです。
重要文化財指定『旧洋館御休所』
旧洋館御休所近くに咲く黄色い花が可憐なミツマタ。
こちらも旧洋館御休所近く。ジャノメエリカ。
ちょうど見頃を迎えたクリスマスローズ。
原産地のヨーロッパでクリスマスの時期に咲く、バラに似た花ということに由来しているそうです。
園内にはトイレや休憩所が多く配置され、園内の道も整備されているので車いすでの移動も心配なさそうです。 今回は約1時間かけて日本庭園周辺を散策しました。あと半月もすれば色とりどりの花が咲き始め、華やかさを増すことでしょう。 まだ見ぬエリアも含めて、もう少し暖かくなったらまた新宿御苑を訪れてみたいと思います。
新宿御苑 MEMO
開園時間、所在地、さらに詳しい交通情報、最新イベント情報等は、新宿御苑公式サイトに掲載されています。